2005-01-01から1年間の記事一覧

やさしさの矛先。

祭りが大挙してやってくる。

てな訳で明日は某東京ビッグサイトで開催されるイベントの三日目、前回冬に私が一番に目指して突き進んだ東浩紀氏主宰の「波状言論」がまたCD-ROMを出すそうなのですが、前回のCD-ROMの内容+未収録完結編2号+おまけの文章2本、という微妙な内容に前回のCD-…

闘争の悦楽。

不謹慎なのかもしれないが、ワクワクである。自民党内でのゴタゴタ、分裂。参議院における郵政民営化案のギリギリの攻防と否決。そして私情的報復とも独断専行とも信念の貫徹とも言われる衆議院解散。間違いなく今回の選挙は面白いと思う。「自民党をぶっ潰…

自分の両手を合わせてみても。

金曜に後輩のPC購入に付き合ったら、そのままヤツの自宅に土曜まで拉致られる。ハードウェア面での増設とソフトウェア導入の手伝いのためである。貴様先輩を顎で使うとはいい度胸だ歯を食いしばれ、などと心の中で叫んでみたものの既に前払い的に焼肉を奢っ…

:兜木励悟『ディズニー批判序説―盗むディズニー訴えるディズニー』

本書は、ディズニーに関する批判を簡単にまとめたものとしか言いようがない。それは論点の扱い方としても同じで、それほど深い洞察とも思えない。私自身はディズニーの擁護者ではない、むしろディズニー作品の持つある種の「無邪気さ」――例えば原作となる民…

遠雷とすり抜けるもの。

しっかりと握り締める事。

それはただの光。

:映画『FLY,DADDY,FLY』

先日観に行った『姑獲鳥の夏』に引き続き堤真一主演作を。この夏は堤真一マイブームが起こっておりこの2本を見逃しては死して屍拾う者無し、と考えていたので取り敢えず本懐達成。というか、この「死して……」という名台詞は色々なところで使われるけど出典を…

:DVD『カンフーハッスル』

前に観た『少林サッカー』に比べ、映像の派手さと勢いは明らかに増加。アクションも更に大袈裟になって、兎に角演出の面白さは上がっている。だけれど……作品全体として評価するとどうか、と考えると微妙。演出が先行し過ぎていてストーリーが着いて来ていな…

:DVD『ロボコン』

何つーかね、こういう爽やか青春モノってのは何処か嘘臭くて恥ずかしいのですよ。『ウォーターボーイズ』といい『スイングガールズ』といい。『ピンポン』はそれほどでもなかったかな。仲間割れがあって、淡い恋心があって、一致団結があって、あーそんな青…

バトンは続くか? どこまでも。

大学院時代の友人のブログでMusical Batonを渡されていた事が判明。うう〜ごめんよ最近見れなかったんだよー。そんな訳で、遅れ馳せながら謹んでバトンを受け取らせていただきます。 1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量(Total volume of music fi…

:映画『逆境ナイン』

昨日観た『姑獲鳥の夏』といい最近原作に触れた事のある作品の映画化が多い。好きな作品の新たな側面が見られると共に、ものによっては世間での認知度が上がるのはそれはそれで喜ばしい事ではあるのだが、だからと言って出来上がるものが良作とは限らない訳…

日の高い内に。

家の近くにあるシネコンでは『逆境ナイン』の上映が終わってしまっていたため池袋まで出る。どうせなら事前に調べておけば良かったものを、観終わってから「この一作だけでは電車代が勿体無い」と考え調べてみたら『魁!クロマティ高校』も『楳図かずお恐怖…

:映画『姑獲鳥の夏』

この作品は既に小説で読んでいるので、専らの興味はそれをどのように映像化するか、という点にあった。結論から言ってしまえば、この作品はその点についてしっかりと成功していたと思う。監督を務める実相寺昭雄の作品作りについてそれ程詳しい訳ではないが…

再開には打って付けの日。

長いお休みの終わり。今後は適当に選んで触れた各種作品を適当にレビューするのを中心に据えたいと思います。今までもやってはきましたが、一つこのブログに背骨を入れる意味である程度の定期化を。古今東西、玉石混合、形式不問、光学迷彩。まあそんな感じ…

終末の過ごし方。

もう4日も経過してしまった。スクーデリアエレクトロ、TOUR“FINALIZER”正に最終回の東京公演から、である。kyocabuさんが大阪公演について書かれていたのと同じような現象が起こったりしていたけれど、一度音楽が始まると皆思い思いに、そして一つの動きに集…

救済の技法。

相変わらずの引き籠り生活だが、数日前に自転車のブレーキが壊れていた事を思い出して修理に行く。先週のアルバイトの帰り、自転車置き場から乗り出そうとしたら危うく前につんのめりかけたので調べてみたところ、左折するとブレーキが自動的にかかるように…

錯覚のイデア。

東大である。 某試験を受けるために、東大に行ってきた。別に憧れていたという事もないのだが、矢張り学歴社会的な風土の中で過ごして来た身としては少なからず内在的な圧力がこの場では働くようだ。何だか空気が独特の重量感を持っているのは、単に年代物の…

LOST REALITIES.

前回の日記で、岸田秀との邂逅を求めて和光大学に突入しようとしたと書きましたが、そもそも岸田先生は昨年3月を以って退官されていた事が判明。じゃあ、上野俊哉でも別にいいy(ry 相変わらず試験と勉強に勤しむ日々。多分。立てばフリーター座ればニート、…

不意打ちの美学。

昨日、国家Ⅰ種の試験を受けてみた。教養試験3時間、専門試験3.5時間という地獄のような内容。途中からCOCCOの死にたくなるような歌が脳内に流れてきて、何で「Raining」はサビのちょい前から「雲路の果て」に摩り替わってしまうんだろうなあ、などと思考を乱…

巨大な機械。

自転車のブレーキの調子が悪いので修理に持ち込んだところ、自転車屋の親父さんから30分ほど時間がかかる旨を伝えられた。店先で待つには少々長く、喫茶店に入るには短い時間。しょうがないので、フラッとすぐ近くのブックオフに立ち寄る。……いや、仕方なく…

輪廻前転。

久し振りにテレビで久米宏を見た。「A」という新番組で、内容的にはニュースバラエティというか「スマステーション」の劣化コピーのような感じではあったけれど――まあ「スマステーション」も当初は凄いカツカツの様相ではあったが――、何より彼の憑物が落ちた…

明日への扉。

大学時代のサークルの仲間に会う。私が入っていたところは大学間の交流も盛んだったので、皆ほぼバラバラの大学の出身だ。大体の人が社会人で、それももう板に付いた感じの年数を過ごしている。彼らとの間にある距離は確かに感じられるけど、飲み会の間中は…

終わりを告げる。

昨日の雨で桜の花がどんどん散っていく。先週は暖かく晴れた日が続いたので何かに執り憑かれたように写真を撮っていたのだが、この雨と冷え込みでそれもようやっと幕引きとなった。桜は毎年のように写真を撮っているのだが、昨年の写真のデータを引っ張り出…

それはちょっと。

予備校の友人と昼の食べ放題メニューをやっている店に行く。ベトナム料理の店で、出てくるものが本格的な感じでどれも美味しい。御飯ものは長粒種の米を使っているため、チャーハンはパラパラに出来上がっているし、水分の多いカレーともよく馴染む。調子に…

私信。

やあ、最近よく会うね。この前会ったのは駅前の細い路地の奥にある小さなお稲荷さんのところだったかな? あそこは私も結構お気に入りの場所なんだ。人通りの多い商店の並びから外れて、ぽつんと佇む神聖な地。でもその存在感は、むしろ沸々と異質さを感じさ…

小さな四角の向こうで。

昨日は咳が酷くてほぼ一睡も出来ない状態だったにも関わらず弟の大学の入学式に付き合わされる。理由は「だってカメラマンがいないと困るじゃない」って貴方も自分用のカメラ持ってるでしょうがそれで撮ってやりなさいマイマザー。でも校門のところで記念撮…

今、目の前をパレードが。

友人と待ち合わせ、露天商などを冷やかしながら秋葉原電気街を歩く。待ち合わせた2人はあまり秋葉原には詳しくないので、勢い私がガイドっぽい感じに。右手に見えますのが名物「おでんの自販機」でございます。 とは言え、今日の本命はそんなものではない。…

リアリティの代償。

サークルの後輩からメールが送られてきた。こいつが毎度毎度パソコンのトラブルを持ち込んでくる男なのでまたぞろ「インターネットに繋がりません」とかいう話なのかと思い開いてみると、「卒業が取り消されました」 何だとう!? 既に卒業式もとっくに済ん…