自分の両手を合わせてみても。

金曜に後輩のPC購入に付き合ったら、そのままヤツの自宅に土曜まで拉致られる。ハードウェア面での増設とソフトウェア導入の手伝いのためである。貴様先輩を顎で使うとはいい度胸だ歯を食いしばれ、などと心の中で叫んでみたものの既に前払い的に焼肉を奢ってもらってしまったので現実には微笑みの貴公子風に振舞ってみる。嘘。今凄く敵を増やしたような気がする。お肉は大変美味しゅうございました。
しかしヤツはPCの知識が素人レベルなのにやりたい事はどう考えてもUG系という人間なので、根本的に苦労する事は自明の事だとは分かっていたが要求スペックだけでPCを判断するのは色々危険が伴うという事を再確認した金曜の深夜。買ってきたPC――秋葉原から帰宅ラッシュの時間に周りの迷惑も顧みず直送――は所謂直販系のミニタワータイプだったのだが、こいつの拡張性が初期値では物理的にほぼゼロに近いものだった。そこからいらないものを取り外し放り投げ、必要なものを軋ませながら押し込んで無理くり使えるようにするのは今思うと我ながらちょっと怖かった、正直。矢張り増設を前提としたPCはパーツショップオリジナルに限る。