救済の技法。

相変わらずの引き籠り生活だが、数日前に自転車のブレーキが壊れていた事を思い出して修理に行く。先週のアルバイトの帰り、自転車置き場から乗り出そうとしたら危うく前につんのめりかけたので調べてみたところ、左折するとブレーキが自動的にかかるようになってしまっていた。丁度その時の私はアルバイト先の職員の方に仕事の後お酒を奢っていただいた帰りの酔っ払いであったため、いやあ何やら知らない内に随分と便利な機能が付いたものだなあ、と軽く考えながら左折の度に減速する自転車をふらふらと操縦して帰宅したのだけれど、60度くらいの角度で曲がっただけで急停止のかかるような乗り物に何も考えず命を預けたのだから矢張りお酒は魔物である。
天気予報ではもう既に入梅という事だったが、どう空を見てもそのような気配が全くない。よく晴れた夏日で、じとじと雨が一日中続くような状態よりはこちらの方が好ましいが、目下就職活動中の身の上でクールビズなど論外のガチガチスーツを着なければいけないような時には、雨が降って多少気温が下がるのとどちらがいいか判断はつき兼ねる。どちらにしても地獄には変わりないのだが。取り敢えず、雨の日だと外で写真を撮るのが難しくなるので楽しみが一つ減る事は確かだ。