消費物件

:Perfume「GAME(DVD付) 【初回限定盤】」

中田ヤスタカ繋がりでとりあえず聞いてみた「Perfume 〜Complete Best〜 (DVD付)」がいまいちアレな感じだったのでCapsuleに比べてPerfumeはどうだろうと思っていたのだけれど、こっちは完全にはまった。正直インパクトとしては「FRUITS CLiPPER」に劣るけど…

:astrobrite「スーパー・クラッシュ」

ずっと前から買おうかどうしようか迷っていたもので、HMVのセールに乗っかって思い切って購入。my bloody valentine直系な感じの、期待を裏切らないシューゲイザー・サウンド。ただ、正に期待以上でも以下でもなく、聞き込む内に飽きてくる気が。Guitarの「S…

:坂本真綾「トライアングラー」

久々かつ待望の菅野×真綾によるニューシングル。矢張り坂本真綾の声は、菅野よう子の音楽にとって一番重要なパートであることを再確認。今までの方向性を踏襲しつつ、確実に違う道を模索している感じ。願わくばそのままアルバムに繋げてほしい……

:電気グルーヴ「Live at FUJI ROCK FESTIVAL ’06 [DVD]」

DVDだけど映像は観ずに音楽のみを部屋の中にかけ流している。『N.O.』から『Shangri-la』への切り替え部分がものすごくカッコいい。惜しむらくは『Volcanic Drumbeats』がスローテンポになっている点か。ガッチリテンションを上げたアルバム版のミックスがバ…

:WWDマガジン特別版「GIRLS」

通称「780円で買える蜷川実花」。前々から蜷川実花の作品集は一つ見てみたいと考えていたのだが、高いんですよ写真集って。多分、最も安価に手に入るのは桜井亜美とのコラボレーション作品なのだろうが、桜井亜美って、んー、ちょっとねー、な感じなのでそれ…

:映画『亡国のイージス』

語るのが難しい映画である。そこにテーマ性があるように思えるからだ、実情がどうだかは別として。そんな訳で観たのは夏なのに、今までつい放置してしまった。そういった面倒臭い事を避けて語る事も出来なくはない。「吉田栄作の演技はどうも嘘臭い」「何で…

:DVD『12人の優しい日本人』

裁判、特に刑事裁判というのは、結局、事件そのものについての判断を下す場ではない。それは証拠資料や証言という材料を用いて、そこにどのようなドラマが展開されていたのかについての推測を行う場所なのだ。何だか裁判に関わる本職の方に見られたら怒られ…

:演劇『スケッチブック・ボイジャー』

キャラメルボックスの演劇を観に行くのはこれが二度目で、前に『四月になれば彼女は』を観て以来。本当なら演劇はもっと頻繁に観に行きたいのだけれど、誰かと一緒でないとなかなかモチベーションが上がらない。映画くらいならまだしも、演劇は観た後に話し…

:兜木励悟『ディズニー批判序説―盗むディズニー訴えるディズニー』

本書は、ディズニーに関する批判を簡単にまとめたものとしか言いようがない。それは論点の扱い方としても同じで、それほど深い洞察とも思えない。私自身はディズニーの擁護者ではない、むしろディズニー作品の持つある種の「無邪気さ」――例えば原作となる民…

:映画『FLY,DADDY,FLY』

先日観に行った『姑獲鳥の夏』に引き続き堤真一主演作を。この夏は堤真一マイブームが起こっておりこの2本を見逃しては死して屍拾う者無し、と考えていたので取り敢えず本懐達成。というか、この「死して……」という名台詞は色々なところで使われるけど出典を…

:DVD『カンフーハッスル』

前に観た『少林サッカー』に比べ、映像の派手さと勢いは明らかに増加。アクションも更に大袈裟になって、兎に角演出の面白さは上がっている。だけれど……作品全体として評価するとどうか、と考えると微妙。演出が先行し過ぎていてストーリーが着いて来ていな…

:DVD『ロボコン』

何つーかね、こういう爽やか青春モノってのは何処か嘘臭くて恥ずかしいのですよ。『ウォーターボーイズ』といい『スイングガールズ』といい。『ピンポン』はそれほどでもなかったかな。仲間割れがあって、淡い恋心があって、一致団結があって、あーそんな青…

:映画『逆境ナイン』

昨日観た『姑獲鳥の夏』といい最近原作に触れた事のある作品の映画化が多い。好きな作品の新たな側面が見られると共に、ものによっては世間での認知度が上がるのはそれはそれで喜ばしい事ではあるのだが、だからと言って出来上がるものが良作とは限らない訳…

:映画『姑獲鳥の夏』

この作品は既に小説で読んでいるので、専らの興味はそれをどのように映像化するか、という点にあった。結論から言ってしまえば、この作品はその点についてしっかりと成功していたと思う。監督を務める実相寺昭雄の作品作りについてそれ程詳しい訳ではないが…