王殺しの資格。

今だに少し頭が痛いというか重い感じがするのは、確実に一昨日遭遇した液体のせいである。飲み会の席でほろ酔いで上機嫌になっていたその場の一同は、かなりイヤッホウな感じで強い酒持って来いっと言ったらまさかたかだか地方都市の飲み屋で人類最強と噂される食用アルコール含有物を出されるとは。てか、極寒のロシアなどのようにデフォルトがウォッカの土地なら兎も角、この生ぬるい日本の特に関東地方に生まれ育った甘甘野郎にスピリタスってのは明らかに飲み物ではなかった。
ただしそれだけに効果は絶大で、飲み会の帰り道に街頭でシャッターを切っているとバシバシといい写真が撮れる気がしてかなり気分がよかったのだが、後から見直してみると全然そんな事なくって落胆は2割増しという最終的な収支はマイナスでしょんぼりな感じである。矢張り薬物で開眼しようとか革命起こそうとかいうのは歴史的に多くの人間が挑んで失敗しているだけの事はあるなあと、極個人的な経験から改めて独断。