誰がためにメガフォンは震える。

選挙を明日に控えたが、流石に休日の人も多いだろう土曜日の住宅街は各党とも嵐の前の静けさ、「最後のお願い」モードに移行する直前の力溜めをしているかのように割と静か。むしろ昨日の午前中の方が某党の選挙演説がご町内に響き渡っていたくらい。この党は毎回選挙の度に街宣車を停止させて時には数十分に渡り入れ替わり立ち代り数人が演説を行うのだけれど、最近では党利党略からか候補者が「郵便局に税金は一円も使われていません」とか微妙にツッコミどころ満載な発言をしたり「国民いじめ」連呼マッシーンと化していたりするある種の悲壮感すら漂う内容面はまあ置いとくとして、平日昼間午前中に高校と中学校と小学校という実質義務教育機関グランドスラムからそう離れていない場所から結構な音量で演説をかますのは授業妨害に当たるのではと強く思うのだが、最近まで「教育が重要」と繰り返していた彼らの立場からすると自らの行動はどう映るのだろう。「この演説が学校の授業を越える教育だ」とでも言うのか。ああ、若しくは今回の選挙に伴って党の公式サイトをリニューアルした際に教育に関するコンテンツを削除したのもこの行動のためだったのだろうか。
取り敢えずあらゆる意味で前回の敗因を分析した形跡のかけらも見られない行動から、今回の選挙でもこの党には確実に投票しない事に大決定。てか、絶対同じような要因で減らしている票が大量にあると思うんだけどなあ。国民の気の長さを過大評価しているか、自らの演説が受け入れられないはずがないこれが分からない人間は民主主義の破壊者であるとか勘違いしているか、どちらだろう。前にうちの近所に来たのは後者だったが、少なくとも性質上は民主主義的と考えられるシステム「選挙」によってしっかりと落選していたので自業自得と言うか因果は廻る糸車と言うかそういう感じである。そう言えば選挙に落ちたら前・元議員さんて何やってるんでしょうね。