まるで音楽のような、

随分前に「堂本剛の正直しんどい」を録画していたのを思い出して、緩慢な動作を伴いつつ倍速で見る。この番組は結構好きで、狙ってるのか天然なのかは知らないが堂本剛の割とマニアック且つ微妙なセンスがなかなか笑いを誘ってくれる。
この回のゲストは安田美沙子という人で、この人の事は全く知らないのだが「ほんまですか?」と「〜やないですか」が大変心に残る。というより、和歌山出身の友人を思い出した。柔らかい感じの発音の関西地方の言葉を聞くと、何だか毎回不思議に感じる。書いてしまうと大阪弁でも同じ表記なのに、明らかに一線を画するのだから。個人的な資質もあるのかも知れないし、多分に自分の中のイメージが偏っているという可能性も大きいが、それでも大阪弁を喋る人には何となく押しの強さを感じてしまう。地元のお祭りに出ていたフランクフルトの屋台でやけに呼び込みの巧い、というかこちらに息をつかせぬくらい(大体他店の3倍)捲し立ててくる兄ちゃんがいたので出身を訊いてみたら矢張り大阪だった。そのマシンガントークに乗せられて山ほどかけたハバネロ(タバスコソースタイプ)はそりゃあもう天国と地獄が交互に見えるような強烈さで、あれだけ口の中が大事になったのは韓国で青唐辛子のババを引いて以来だったと思う。それ以降、大阪は怖いところだという思いを新たにしたものである。行った事はないけど。