ポジティヴ20%。

いい加減に街が正月気分から脱し始めているにも関わらず、家の中でPCを打っている事が多いので未だに年末年始プログラムを続けるTVのせいでむしろ正月のだらだら感絶好調継続中。しかし論文の〆切りは刻一刻と迫っている訳で、そういう時に限ってつい現実から目を逸らしがちなのが人間というもの。私だけですかそうですか。
まあそんな中でも昨日録画しておいた「爆笑問題のススメ」を観たりはする(但し倍速再生)。ゲストが乙一だったのでちょっと観てみたかったのだ。実は私はデビュー作品から読んでいて、自分と変わらない年齢の人間が既にこの時点で自らの紡ぐ文章を公的な場に発表している、という事に大きな衝撃を受けた覚えがある。考えてみればそれは酷く傲慢な事で、自分の浅薄な経験値から考えればそんな公開するような作品がそうそう書ける訳もなく、そんな自らの置かれた現状を踏まえずに相手をライバル視すらしていた頭の悪いガキをタイムマシンで戻って殴りつけたい衝動に駆られるのだが、まあそれは置いといて。初めて見る乙一本人は、ブラウン管の向こう側で訥々と話しをしていた。取り敢えず普通の気のいい青年といった印象ではあったけれど、まあ深夜の30分番組でそうそう素顔なんざ見える訳もない。トークはそれなりに面白かったが、著作に関する話は殆ど出ていなかったのは意図しての事か。何となくポジティヴさの漂う番組構成だった事から考えるとそうなんだろうなあ。作品内容に踏み込むと暗くなりそうだし。

夜にデジカメで写真を撮ると手ブレする事が多いのだが、それを逆手にとったものが撮れないか、と考えた一つの結果がこれ。意外と撮るのが面白い。