混沌とした年末。

年末の忙しい時期だというのに、ルーターが故障して暫くインターネットに繋げない日々が続いてしまった。下の階にある父の無線LANからは繋がるのだ。有線で繋いでいる私のPCは繋がらない。普通逆じゃないだろうか。何だか久々に裏切られた気分だ。ムカついたのでルーターを外してモデムにケーブルを直挿しして使っているが、家族内の他の利用者から文句が来るとかいうより不正アクセスとかが怖い気がする。
そんな訳で暫く更新出来なかったのだけれどそれだけではなくて、まあ忘年会に行ったりコミケに行ったりしていたのである。
忘年会はサークル関係のちょっとした集まりで、久しぶりにお会いした先輩がいらっしゃったのだが、昔と変わらない会話の先導力の高さに改めて驚嘆した。場の議論の流れを捉え、盛り上げるように話しを振る。柔和ではあるけれど、鋭い意見。現役時代に目標としていた人は今でも目標とすべき人である事を感じ、それを嬉しく思うと同時に全く距離が縮まっていない我が身を改めて引き締めようと思った日だった。
忘年会の翌日に行ったコミケは、兎に角「波状言論」へ直行。忘年会の翌日に4:30の始発に乗ったのも、りんかい線の通勤ラッシュより酷いコミケラッシュに揺られたのも、冬の吹き曝しの中耐えて来たのも、8割方このためと言って過言ではない! てな訳で講義録のDVDから本から全種類買う。「コミックマーケット」にも関わらず活字媒体が大半。しかも思想系。ちなみに東浩紀御大自ら看板持ちをされていたのが印象的。てかブース内にいたらサインとかして欲しかったのに。ち。ついでに「押井守ML」改め「野良犬の塒」にて、『イノセンス』に関する押井守インタビューが載っているという事なので新刊を買う。何かもうこの時点でほくほくです。後は一緒に行った友人と合流するまでだりーっとその辺をうろうろしながら過ごす。その友人からは、私の行動は「マニアックな人間の集まるコミケの中でも更にメインストリームを離れた楽しみ方」だ、というような趣旨の評価をされたり。いいのか、一年の締めがこんなんで。