こんなご時世ですから。

家の前にある小学校が下校時刻を過ぎた頃に外に出ると、塀の上にいる猫に触ろうとしている女の子を見かけた。相手に危険はないと感じ取ってか眠そうにしている猫と、恐る恐るといった感じで手を伸ばす少女。何だか古典的な感じはするが適度な緊張感と和やかさの同居する構図に思わずカメラに納めたくなったのだけれど、時節柄お子様に対して大した理由もなくシャッターを切るというのはご近所から不名誉なレッテルを貼られる可能性が大なので後ろ髪を引かれつつも通り過ぎる。

相変わらず電柱やら電線やら無生物の写真ばかりを撮る日々。