久々の充実感。

夕方から論文の指導を受けるために大学へ。ここ数日、論文の粗筋だけでも付けておこうともがいていたが、何とか間に合う。まだ全然肉付けがされていないどころか骨もところどころ欠けているような論旨ではあるが、取り敢えず「11月中に一度全体を通して記述する」というのは最後まで到達したという事で何となくホッとする。いやホッとしている場合ではなく今後の事を考えると相変わらず頭が痛いのだけれど、一先ず来るか分からない救援の船を待つ無人島暮らしに、ガラス瓶に入ったレターセットが届いたような心境か。微妙にノーフューチャーな感じが少々引っかかるが。
しかし大学に行くのが本当に久しぶりだ。今年は基本的に授業がないので普段は殆ど行っていない。本当はこんな事ではいけないのだろうが、絶対に必要な資料に関しては既にコピーなどして手元にあるし、私は本に付箋を挿む質なので可能なものならむしろ買ってしまう方が都合がよい、という事でこんな状態でも何となく事足りてしまっている。世の真面目な大学院生の方々には怒られてしまいそうだ。
大学の近くに割と安い中古CD屋がある。ここに寄る事が大学に行く一つのモチベーションになっていた時期もあった。やはり私はお世辞にも真面目な学生とは言えないと改めて思う。久しぶりに寄ったら『WIRE03 COMPILATION』があったので、家の近くのスーパーアリーナで開催された際にバイトがあったせいで行けなかった事の恨みの念を晴らすべく全力で購入したが、どうも最近テクノとかハウスとかそういった音楽にイマイチついて行けない事が判明。歳で嗜好性が変わったのかとも思ったけれど、電気グルーヴからテクノの暖簾をくぐった私自身に根本的な問題があるという可能性がないとも言い切れない気がする真夜中。

WIRE03 COMPILATION オムニバス『WIRE03 COMPILATION』