語るに落ちる。

昨日は土浦で行われたとあるイベントに参加していた。というか実はその前日から土浦入りしており、前夜祭としてセッティングされた立食パーティーで、久しぶり茨城訛りに陶酔したり、笑い声のキーがいきなりトップスピードに達するかの如くパー子のように高い女性に感心したりしながら熟年層のバイタリティにただただ圧倒されていた訳ではあるが。いやしかしあの突き抜けるような笑い声は一種のナチュラルボーンな才能と言っても過言ではないんじゃないだろうか。
当日は基本的に物品販売のために会場の外にいる事が多かったのだが、むしろ前夜祭が終わって宿に帰った後まで色々と話し続けて徹夜してしまったために会場内にいたら居眠りなんぞし放題で摘み出されていたかもしれない。いや外部にいても結構眠気が襲って来てやばい瞬間があった気がするが。
イベントの前夜に集まって話しをするのは、何だか修学旅行の夜のような感じ。イベントに関するトークがあり、それとは全然関係ない話しがあり、その興奮と浮遊感が非常に楽しい。祭りの前夜のためにこそ祭りはある、と言い切ってしまうのは本末転倒ではあるけれど、語り合っている間はぼんやりとだけど確かにそう思えた。
しかし恋愛に関する自説を披露してしまったのは完全に調子乗り過ぎ。恋愛について論を立てるほど恋愛の実相からは遠ざかる、と考えれば正にそのような論を立てる事自体が何も分かってない証拠。そんなスパイラルを自覚しつつも、もがくほど沈んでいく底無し沼か蟻地獄を身の回りに感じる今日この頃。