視。
朝起きてみたら体がだるく熱っぽい。どうやら家族から風邪を貰ってしまったようだ。この時期には必ず家族の誰かが風邪をひき、そして家族中を一回りするまで鎮静化しない。最近は何となく運命のように感じてある種の諦念を以って受け入れているけど、本日予定されていたサブゼミには出られそうにない、残念。
ずっとベッドの中で静かにしていると、普段頭の片隅に追いやられている色々な事が浮かんでくる。
最近、過去の意外な事柄について友人から聞いた。身近に接していたつもりで、全然視えていなかった関係性があり、出来事がそこで起きていた。
視てきた事。
視ていなかった事。
視ないようにしてきた事。
どんなにズームの利くレンズを使っても、どれだけ広角で映し込めるレンズを持っていても、そこから零れてしまうものは恐らくこれまでもいくつもあったし、これからもいくつもあるに違いない。だからせめて、その事を心に留めながら色々なものをオロオロと視ていきたいと思う。
