チューニング。

論文の中間発表をしたらある教授から「本当に今年完成するか不安です」などと有難いお言葉をいただいてまいりましたRysKです。まあでもきつい事を言われるほどやる事が具体的に見つかるのだから、手探りの状態よりはまだマシです、と自分をごまかしながら帰りの電車でうなだれたりしてみました。
そんな訳でマージナルな夏休み気分からやっと抜け出したような感じの今日この頃。音楽の趣味も少々迷走していましたが、corneliusの『69/96』を久しぶりに聴いて調整を行ってみたり。corneliusのアルバムは其々コンセプトが全く違うので大変面白いのですが、『THE FIRST QUESTION AWARD』は全体的に割とオーソドックスなポップスの名盤であったが故にイマイチ全体としてはぼんやりしており、そういう点でcornelius小山田圭吾が自覚的にアルバムコンセプトを打ち出したのはこの『69/96』なのではないか、と素人考え。確かに私が最初に買ったcorneliusのアルバムである事も影響しているのでしょうが、今聴いても『MOON WALK』の導入へと繋がる部分は秀逸です。しかしこのアルバム、確か中学生の頃に買ったものなんだよなあ……とか考えていたら急に自分が年をとってしまったような気分。

THE FIRST QUESTION AWARD cornelius『FIRST QUESTION AWARD』
69/96 cornelius『69/96』