最近迷走気味の音楽趣味。

くじびきアンバランス』が耳について離れません。いきなり濃いネタで申し訳ないですが。
解説すると『くじびきアンバランス』とは『げんしけん』という漫画の中に出てくるアニメ作品で、この度その『げんしけん』がアニメ化されるにあたり『くじアン』の主題歌も現実化された、という。映画『スペーストラベラーズ』が作品中でアニメ版『スペトラ』を映像化されたり、『多重人格探偵サイコ』の影響でルーシー・モノストーンの音楽がCD化されたのと同じような感じですな。後者はちょっと違うような気もするが。
ちなみに前にも書きましたがこの『げんしけん』、C大出身で昔のサークル棟に思い入れのある方は必見です。改装される前のC棟の姿が描かれています。
それは置いといて、とにかくその主題歌が妙に耳に残るのですね。あの甲高い声と一昔前のエセテクノ風味音楽のミクスチャーが何故か変に心地良い。ただこれは、音楽を聴いているというよりも漫画を読んでいるという要素の方が強い感じもします。ちなみに私は『くじアン』は勿論、『げんしけん』もイマイチ内容をしっかりと把握していません。なので、この曲の漫画性はこの詞及び曲とボーカルの力によって作り出されているのでしょう。確かにそれは原作である『げんしけん』及び『くじアン』という強力な背景があって構成されているからこそ出来る芸当なのかもしれませんが、それを音楽として翻訳する能力の高さにおいて、UNDER17というユニットは一定の評価が出来ると思います。
ところで急にこんな事を書いたのは、某nockinon氏の日記の注目URLを辿ったところ、UNDER17の解散を知ったため。相変わらず波に乗り遅れているというか、タイミングが一歩ずれている自分を改めて痛感。