自然観。


で、27日の事。
試験前だというのにTVを観ながら勉強していたところ、チャンネルを回したら『平成狸合戦ぽんぽこ』がやっていた。
丁度ラストの辺り、狸達が集まって街中に自然を蘇らせる(幻影を見せる)シーンをやっていたのだが、あの場面を久々に観て何だか少し違和感を感じた。
果たして狸達の原風景たる自然とは、人間の存在する状況なのだろうか?
日本人にとって「自然」と言ったら、確かに田園風景が想像されるかもしれない。
私達にとってそれが原風景である事、それは大勢において異論のないところだろう。
しかし、そのように一種「開発された」と言える風景が、野生としての狸達にとってもまた「自然」として受け入れられていたと考えてしまうと、そこには人間中心主義という陥穽があるように思えてしまうのだ。
そこまで極端に言わなくとも、少なくとも日本人の自然というものへの意識が「開発」を前提としたものである事は面白い現象と思える。




……とか考えて試験からの現実逃避をしているから駄目なんだよ(爆死