前日夜の事。

バイトが終わった後、いつもお世話になっている塾の先生を訪ねる。
就職活動の結果報告。
そもそも本腰を入れていない、やりたい事と言われると色々な焦点がぼやけてしまう自分の現状について、恥ずかしながら愚痴をこぼす。


この先生には中学の頃から面倒を見ていただいているのだが、文字通り命を削るように仕事をしている。
このように表現するのが適切かどうか分からないし、第三者の勝手な思い込みかもしれないが、最近は会う度に「格好いい生き方をしているなあ」と思ってしまう。
そして、今の自分にとって絶対不可能な、そして自分の現状から対極にある生き方をしているこの人を見ると、少しづつ「何とかしないとなあ」という気持ちが湧いてくる。
せめてこの人の頭痛の種にならない、というのが現在の私の目標だ。
……長年達成できていない課題ではあるのだけれど。