何という事もなく流される。

最近どうも翌日日記に近くなってきてしまった。その日の内に記録しようと思っても、記録すべき事が多ければ多い日ほど帰ってそのまま寝てしまったりする。そんな訳で今日も昨日の出来事が主。


A沼先生の授業を受けにC大へ。内容は映像に関するもので、先生の作ったショートフィルムも観たりした。デジカメで撮ったスナップが、音楽を付けると途端に作品へと変わる。今度私もやってみようかな、という現実逃避にも似た気持ちが浮かんできたので慌てて打ち消そうとするが現在に至るまでBGMの選定が頭から離れない。んー……SPIRAL LIFEの「NERO」かな?(切腹
ちなみに授業内でディズニー映画の『ピノキオ』が扱われたのだけれど、改めて観てみると相当不気味な気がする。父と子が共に成長し本当の親子となっていく物語ではあるが、そこに母親という存在はいない。敢えて言うならばピノキオに生命を吹き込む星の女神がそれにあたるのかも知れないが、彼女は言わばピノキオを「生んだ」後は作品から姿を消してしまう。いや最後まで観ていないから断定は出来ないが、記憶に従えば少なくとも彼女自身はゼペットじいさんとピノキオの成長過程には絡んでこないはずだ。そういった意味で、人間性を持った母の役割はこの話の中では排除されている。しかし考えてみると児童文学において父親が排除されている、若しくは存在が希薄な物語というのは数多い訳で、まあそれはそれでちょっと物足りなさを感じる事はあるのだが不気味とまではいかない。となるとこの感覚は私の中の一つのジェンダーバイアスなのかもしれないなあ、などと月並みな事を考えつつ実際に話しながら先生や授業に出ていた方々と食事をした。
話しに熱中すると、トーカーズ・ハイとでも言うか、妙にハイテンションになってしまうために時々脈絡が見えなくなってしまうのだが、昨日は話しをしっかりと本筋に引き戻してくれる人と、冷静に質問や反応を返してくれる人がいてくれたので実に充実した時間だった。いやお前一人で満足してどうする、と後から反省しきりであった事は言うまでもない。K口君とK山さんには足を向けて寝られない。
酒で酔って失敗する事は殆どない(はずだ)が、話しに酔って独走してしまう事は結構ある。というかある人に言わせると私はいつでも独走態勢らしい。思い返して、本日二度目の切腹